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審査会考

当会秋の2つの行事、昇級審査会と交流試合は終わり、昇級審査会については交流試合終了後結果発表。今回、昇級保留が約3分の1とやや多めでした。

昔話しで恐縮ですが、10年前まで所属していた流派は試合禁止の鎖国状態のうえ、少年部の審査会はかなり甘く、受審者は全員合格、入会から11回受審すれば10級から始まり最後は誰でも初段になれる“シャンシャン審査会”でした。「この子、下手で弱いし」と思っていても組手もなく有り難く(?)、通してくれました。現在の当会の審査料の倍以上だった少年部の審査料は流派長にとって「大きな資金源」だったのでしょう。ちなみに当時支部長だった私には1円も入ってきておりませんでしたし、審査会場の大阪への往復交通費も自腹でしたので悪しからず(笑)。

その前所属流派時代の13~4年前の話しになりますが、誰がどう見ても黄色帯の実力さえもない子がいました。茶帯までは希望通り受けさせ茶帯を巻いていましたが、変な言い方ですが、受ければ必ず受かる黒帯になられたら困りますので(当時はそのようにしてレベルの低い子を受審させないことで昇級を抑えていました。)、「お前は受けるな」と言ったところその親御さんが「落ちてもいいから、どうしても受けさせたい」と言い出しまして、私の制止をきかず強硬に受審させました。流派長も落としてくれればいいのに、“シャンシャン合格”。その後、「あの子でも受けられるなら」と黒帯受審希望者が続出、少年部の上級レベルが一気に下がり、立て直すのに和空会独立後も彼らが全て退会するまで数年かかりました。

当会の現在は黒帯受審要件を「公式戦10勝以上または入賞歴2回以上、いずれも他団体茶帯以上対戦勝ちを含むもの」とし、また、茶帯受審のための公式戦勝ち要件も設けていますので、2級以上には必然的にそれなりのレベルの人しか受審できないようなシステムにしております。この要件を設けた当初「厳しい」という声も聞かれましたが、最近は他団体主催試合に参加する道場生が多くなり、親御さん方も他団体選手の色帯レベルの高さを認識され「黒帯になるには、当然それぐらいの強さが必要でしょう」と理解していただいておられるようであります。

なお、追審査会は来月中に各道場で行います。それでできていなければ、課題科目数にもよりますが、次回以降の審査会を再受審していただくようにします。1回の再受審料は不要ですので、しっかり力をつけてから帯を巻いてもらいたいと思います。

画像CIMG6178a11月2日 中央道場審査会・交流試合のことはリセット。新たな目標に向けてスタート!

画像CIMG6185a11月3日 河南道場この日は祝日でしたが、思った以上に欠席者少なかったです。

CIMG6187a画像11月5日 河西道場日差しが強く室内は「汗ばむ陽気」。でも、外に出ると結構寒い…

画像CIMG6201a11月5日 和歌浦道場ここは少年部だけでなく、一般部も頑張ってくれています。

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