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技術書

受験シーズン真っ只中ですが、自身の遠い遠~い昔の受験生時代の塾の先生に言われて印象に残っている言葉は「テキストはあれこれ手を出さず、今まで勉強した1冊のテキストを何回も繰り返し復習し、モノにして、テスト直前もそれを見直しなさい」というような意味のことを教えられた気がします。

空手の技術書などネットで検索しても、各流派多種多様の数百、いや廃版になったものも含めれば数えきれない技術書を出しており、中身を読んでいないので適当なことは申し上げられませんが、おそらくは「空手ではこの技術が一番」という内容でありましょう。それでないと技術書など売れません。

私はおかげさまで現在多くの道場生の皆さんに指導させていただいているわけでありますが、その技術は当然ながら、否応なしに前所属流派・芦原会館さんで培った技術が中心になっています。勿論、当会オリジナルの技術もありますが、その礎となっている技術書が数冊あります。

では、どの技術書を参考にさせていただいているかですが…
CIMG8556CIMG8552CIMG8550いずれも芦原先生、生前の渾身の名著であります。

負けず劣らず名著なのが、元芦原道場関西地区総責任者でK-1創設者として有名な石井館長の次の2冊です。CIMG8560CIMG8563同じ著者が2回目の技術書を出す場合、前著からグレードアップした内容が多いのが常ですが、この2冊については左は1983年出版のサバキ(掴みあり)専用、右は1993年出版のフルコン(掴みなし)専用となっていて、全く違う技術がそれぞれ実にわかりやすく解説されております。
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ちなみに左の本の中国語バージョン(コピー本?)。数年前、台湾に旅行した際に“実によく似た本”が売っており購入したのでした。結構、中国語がわかるようになりました(笑)。

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そして、芦原会館関西本部で直接指導いただき大変お世話になったM師範の技術書。現在ではご自身は独立されて、一団体の館長として活躍されておられるようです。希少本ですが、勉強させていただいております。なお、空手の技量においてM師範以上の人はいないと今でも思っています。

上記挙げた技術書でありますが、殆どが廃版になっており現在は入手困難になっているか、一部の本はオークションで超高値で取引されているようです。

最後に、技術書ではないですが、スポーツドクター二重作拓也先生のジュニア専用の強化練習法の書籍です。
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「ジュニアは大人のミニチュアではない」との前提による医学的見解からの幼年期、小学低学年期、小学高学年期、中学期によってトレーニング方法を変える必要性を説いておられ、実際のトレーニング法も書かれております。二重作先生のセミナーに参加させていただいたこともあり、理路整然とした非常にわかりやすい講義でありました。

以上の技術書また強化書を自分なりに噛み砕いて、普段の練習での指導の参考にさせていただいております。それにしても、読めば、読むほど思います。空手とは奥が深いなあ…と。

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